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自然と調和する美しい景観「牛伏川フランス式階段工」
2023-06-26
竣工されて105年!フランス式の砂防施設
シンケン社員Iです。
今日はこれからの季節にぴったりな松本市の美しい景観・史跡
をご紹介します


長野県松本市の南東部に位置する鉢伏山から流れる牛伏川(うしぶせがわ)には、
「牛伏川フランス式階段工」という美しい景観が広がっています。
牛伏川(うしぶせがわ)フランス式階段工は、
牛伏川(うしぶせがわ)フランス式階段工は、
2012年に重要文化財に指定され、大正時代に完成したフランス式の砂防施設です。
水路の長さは約141m、落差は50mあり、階段状
の構造になっています。
今から約100年前、
水路の長さは約141m、落差は50mあり、階段状

今から約100年前、
水害対策のために1885年(明治18年)から1918年(大正7年)までの約30年間にわたり
牛伏川の砂防工事により完成しました。
フランスのプロヴァンス地方のデュランス川・サニエール渓谷の階段工法を
参考として造られたといわれ、階段工の段差を配置することで水の勢いを弱めて浸食を防ぎ、
土砂や水害の対策につながっています。
ここではコンクリートを使わず石だけで建造物を積み上げる技法で、
ここではコンクリートを使わず石だけで建造物を積み上げる技法で、
「空石積み」といわれる日本の伝統的な手法が使われており、
石同士ががっちりと組み合うようになっています。
2002年(平成14年)8月、国の登録有形文化財に登録、次いで2012年7月、国の重要文化財に指定されています。
今ではその石積みの構造と、
今ではその石積みの構造と、
夏には涼しげな水の流れ、周りを囲む木々の緑のコントラストが美しい景観が広がり、
多くの人が訪れる場所となっています。
是非、これからの季節、足を運んでみてください。


